毎日ではないけど・・・

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2005年7月16日 5:16:55
 今まで頂いた御意見も更新できないままで、申し訳ありません。
心と体を健康な状態に戻すために、本日から入院することになりました。
また何ヶ月か更新できない状況ですが、どうかご容赦ください。

アピュイでは、7月10日秋田でのシンポジウムに続き、11月頃には関東圏で、翌年2月頃には沖縄でシンポジウムを開催する予定です。
今後も友樹へのご支援同様、アピュイの活動に対してのご支援・ご協力をお願いいたします。


2005年5月14日 0:43:56
 6年前の今頃、暴行を受けながら遠のく意識の中で、友樹は何を思っていたのだろう・・・

何年経っても一番辛い時期
居てもたってもいられない
去年は北川辺の中を車で夜中中走り回っていた
今年は娘が来てくれているので、少しは違う

たくさんの方からお花を送っていただきました。
天国のお友達のお父さん・お母さん達から、以前取材をしてくださったマスコミ関係の方から・・・
取材してそれで終わりではなく、忙しい毎日の中でも友樹のことを忘れることなく思っていてくださる心優しいマスコミ関係の方がいてくれることに、励まされる思いです。
本当にありがとうございました。

もう直ぐ友樹の命の灯火が消える時間・・・
午前中には家族みんなでお墓に行くからね・・・


2005年4月3日 17:54:21
 御意見をやっと更新することができました。
くまさん、あなたへの励ましや助言のメールを更新できなくて本当にごめんなさい。皆さんにご迷惑をお掛けしてごめんなさい。
今はまだ友樹のお墓参りと病院へ行く以外、外に出る気持になれません。何もする気になれない自分、ただ怠けていたいだけなのではないかと思うこともあります。でも体が動かない。自分でももどかしいです。
早くこの状態から脱したいと思うのですが・・・

アピュイの方は会員さんが協力してくださって、次回7月秋田で開催するシンポジウムの準備をしてくださっています。
会員の皆さんに甘えて、今は少し楽をさせてもらっています。


2005年3月28日 1:11:51
 更新がなかなかされない、「頑張って」とか励ましの意見しか取り上げないのかとお叱りのメールもいただきました。
友樹の誕生日のあと体調を崩し、インフルエンザにかかりました。熱が下がって、咳も治まってきても何もやる気になれずベットにこもっている日々でした。
これではいけない、頑張らなくてはいけない、頭ではあせっていても体がいう事をききませんでした。
 パソコンも開けない日もありました。でもメールのチェックだけはしようと時々パソコンを開けますが、返信をすることもホームページの更新をすることにも気力が湧きませんでした。

今までも、心療内科で精神安定剤と睡眠導入剤は頂いていたのですが、思い切って精神科に受診しました。
ウツの症状が強くなっているので、安定剤の他に、抗うつ剤と今までよりも効き目の強いとされる睡眠導入剤を出していただきましたが、精神科に受診してまだ一週間も経っていないので効果が出ているのか自分でもよく分かりません。

 今は、できれば誰にも会いたくないし、話しをすることも、何をすることも億劫なのです。
もうしばらく「御意見」の更新には時間がかかるかも知れませんが、体調のいいときに更新しますので、もう少し待ってください。


2005年2月26日 23:48:50
 友樹が21才になるはずの誕生日。友樹が生まれた日は大雪になったけれど、今日は風が強かったけれど抜けるような青空でした。
娘とお墓に供える花を買いに行きました。娘が友樹のために選んだのはチューリップ。色とりどりのチューリップを買いました。
ケーキ屋さんへ行って友樹が好きだったケーキを買いました。お店の方が、「バースディーケーキですか?」 と聞かれたので、「そうです」 と答えると、「お名前は?」 と聞かれ、 「ユウキです」 と答えました。 「ちゃん?、君?、さん?」 とお店の方。 私が答えに困っていると娘が 「君です」 と答えてくれました。
バースディーケーキと、お墓に供える同じ種類のショートケーキも買いました。
お墓をきれいに掃除して、チューリップとケーキを供えました。

お墓参りの帰り、ずっと前から咳が止まらないので病院に行きました。気管支炎を起こしているとのことで、また薬が増えました。
しばらく吸引にも通いなさいと先生に言われました。

夜は結局カレーと唐揚げを作りました。
テーブルに友樹の席を設け、一緒に食べました。バースディーケーキにローソクを灯し、♪happy birthday to you♪と歌いました。娘に「ロウソク消して」と言ったら、「ママも一緒に」 と言ったので二人で吹き消しました。 「21才の友樹はどんな風に成長していたのだろう」 と思うと 涙がこぼれました。 娘も泣いていました。
今日一日は友樹の誕生日ということで、誕生日を生きて迎えることができなかった友樹がかわいそうで、申し訳なくて、他の事は何も考えられませんでした。

2月20日長崎で開催したシンポジウムは、皆さんのお陰でたくさんの方にご来場いただき、無事終了することができました。
ご協力してくださった皆さん、ご来場いただいた皆さん、本当にありがとうございました。


2005年2月18日 1:02:01
 シンポジウムの準備に追われ、あっという間に一週間が過ぎてしまいました。
20日(日)長崎大学でアピュイ主催のシンポジウムを開催します。 お近くの方是非会場にいらっしゃってください。 
事前準備のため18日夕刻から長崎入りをします。
21日には長崎から札幌に行き、2日間にわたって行われる、少年犯罪で息子さんを殺された会員さんの民事裁判の応援傍聴に行きます。
またしばらくホームページの更新ができなくなりますが、ご了承ください。

もうすぐ友樹の誕生日です。
何もしていなくて自宅に居たなら、年を重ねることができない息子を思い、悲嘆にくれる毎日を送っていると思います。
アピュイの活動で、忙しさの中で、気が紛れている部分もたくさんあるように思います。
友樹の誕生日には、娘とケーキを持ってお墓に行くつもりをしています。先日娘との会話で 「夜は友樹が好きだったカレーと唐揚げを作ろうか」 と私が言ったら、娘が 「またカレー? 毎年カレーじゃない?」 「そっか〜、友樹にも 『またカレーかよ』 って怒られるかな?」 「でも好きだったから大丈夫じゃない」 そんな会話を交わして、結局今年の誕生日もカレーと唐揚げになりそうです。
毎年同じでも、心を込めて作るからね。。。


2005年2月11日 1:58:04
 昨年一年間、数えるほどしか日記が書けませんでした。
友樹のホームページなのに、アピュイの活動記録になってはいけない、公私混同してはいけない、自分で自分を追い詰めていました。
でもこれから、日記が公私混同になっても許していただこうと思います。
揺れ動く遺族の感情も知っていただきたいと思います。

10日群馬県内の刑務所に行ってきました。アピュイの会員さんが刑務所の職員対象に講演をするため、一緒に行ってきました。成人の刑務所では初めての試みなので講演してくださった会員さんも大変だったと思います。ただ一緒に付き添って行っただけの私でさえ疲れてしまいました。
疲れているはずなのに、相変わらず安定剤や睡眠導入剤を飲まなければ眠れません。
逆に眠くて眠くて仕方がない日が続くこともあります。

文部科学省が「学校における『非行防止教室』の推進を図るための事例集」を作成し全国の公立小・中・高校に配布されることになったと、1月28日NHKのニュースで放映されました。アピュイの活動である学校での講演、学校の取り組みが“事例”として取り上げられています。
これを期に、このような取り組みが全国に広がってくれればいいなと思います。


2005年1月11日 2:03:25
  昨年中は皆様に大変お世話になり、本当にありがとうございました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
結局今年も年賀状は書けませんでした。頂いた皆さまごめんなさい。

大晦日に積雪があったのは、昭和58年の大晦日以来21年ぶりとのことでした。
友樹がお腹に居るときでした。S58年からS59年に掛けては雪の多い年で、大きなお腹で庭の雪かきをしたことを思い出しました。
友樹の生まれた日も大雪になりました。
私たちが何かを思い出す時、いつも亡くなった息子の年令と重ね合わせて思い出します。
そうしないと思い出せないのです。
思い出してはまた辛くなるのですけれど・・・

ともかく、クリスマスからお正月に掛けての喧騒が落ち着いて、ホットしています。


2004年12月31日 1:46:19
 今年一年も皆様に励まされ過ごすことができました。
アピュイの活動の場を与えてくださった皆さん、活動を応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました。
お陰さまで、犯罪被害者等基本法も制定されました。今まで国から見捨てられてきたも同然の犯罪被害者や遺族にようやく 「 国の責務 」 として支援の手が差し伸べられようとしています。細かな法律の改正や、制度の見直しはこれからです。小さな声かも知れませんが、これからもアピュイとして声をあげていきたいと思っています。

 年月は心の傷にかさぶたをかけ見た目の幅は狭くしても、深さは増していくようです。回りの時間が経てば経つほど、寂しさや虚しさが増してくるのです。せめてこのホームページを訪れてくださる方の心にいつまでも友樹を生かしたい、生かせてやりたい。そう思っています。
GANAHAさん、私もいつか友樹と訪れた沖縄の海に行きたいと思っています。もう一度友樹にきれいな沖縄の海を見せてあげたいです。


2004年12月29日 23:15:29
 10日ぶりの更新です。今日は一日雪が降ってとても寒い一日でした。
やっとクリスマスの華やかな喧騒が静まったと思ったら、世の中はお正月の準備で大変そうです。私たちのような犯罪被害者遺族は皆、この時期が大嫌いです。自分たちにも平和な時期があり、当たり前のようにお祝いムードに浸っていたけれど、自分がその立場になって無縁のものとなりました。
事件以来、年賀状も出していないので、年々連絡が途絶える知人が増えています。「みんなどうしてるのだろう」 と思うことがあって、寒中見舞いを出そうと思っていてもいつも時期を逃してしまいます。

今年は自然災害や、事件の多い年でした。
友樹の元同級生も、今年2人が交通事故で亡くなりました。 2人とも、とてもいい子なのになぜ神様はいい子を召されるのかと思います。わが子に先立たれた親御さんの気持ちを思うと、居たたまれません。
友樹の命を奪った加害者達は事件のことなどとうに忘れてのうのうと生きていると思うと、なんて不公平なんだろうと思ってしまいます。


2004年12月19日 23:18:24
 またしばらく更新できなくて、申し訳ありませんでした。
先日穏やかな日、娘と一緒に友樹のお墓参りに行ってきました。年内中の講演活動が一段落したのと、月命日に行けなかったので・・・
娘とお墓をきれいに掃除して、たくさんのお花を供えました。最近は菊の花ではなく、トルコキキョウなどの洋花を供えるようにしています。

12月1日、犯罪被害者等基本法が制定されました。
今まで、犯罪被害者の権利や保護に関する法律が無かったので大きな前進だと思います。先進国といわれる国々の中で、日本ほど犯罪被害者・遺族に対する国の支援が遅れているところはないといわれています。 まだ大枠の段階で、細かな法整備はこれからです。

○○事件と名の付く大きな事件の被害者だけが被害者ではありません。地方の片隅で起きた少年犯罪被害者、毎日のように報道されている交通犯罪被害者、司法解剖もされず納得のいく説明も無いまま “自殺” と処理され未だに苦しんでいる家族たち、そのような方々にも平等に国や地方自治体からの支援が受けられるように、二次被害・三次被害が少しでも軽減されるように法律や制度を変えていってほしいと思います。


2004年11月4日 1:14:07
 久しぶりにHPの更新ができました。
このところアピュイの活動や、総会に向けての資料作り、11月14日に開催されるシンポジウムの準備等で忙しい日々を送らせて頂いておりました。
忙しくしていると体は疲れますが、考えなくても良い余計なことを思わずに済みます。でも会の運営もなかなか大変でそちらの方で悩むこともたくさんあります。
11月14日(日)は、初めて都内でシンポジウムを開催します。詳しくはアピュイのホームページ「お知らせ」ページをご覧いただきまして、たくさんの方にご来場いただけましたら幸いです。

LAの沙織さま、メールありがとうございました。返信させていただいたのですが、エラーで戻ってきてしまいました。
皆様に応援していただいて、本当に心強く思います。
これからも、友樹の死を無駄にしないよう、自分の健康にも気をつけながら頑張っていきたいと思います。


2004年9月25日 23:25:48
 今日は埼玉県志木市教育委員会主催人権研修会に呼んでいただき、2時間半近くお話しさせていただきました。 昨夜まで “2時間も何をお話しよう” と原稿作りに悩んでいましたが、話し終えてみるとまだまだ時間が足りない感じでした。
聞いてくださっていた皆さんが、真剣に聞いてくださっていたから、なおさらなのかも知れません。 質疑応答でも最初は皆さんためらっていらっしゃいましたが、徐々に質問が出て、質問されると講演の中では伝え切れなかった部分までお話しすることができました。 もっと質疑応答の時間があっても良かったなと思いました。
「知らなかったことがたくさんあった」と感想を言っていただきました。私も当事者になるまで知らないことばかりでした。知らずに済んでいたらどんなに良かっただろうと思います。でも、知ってしまった以上は伝えたいと思うようになりました。 被害者の現状をたくさんの方に知っていただきたいと思います。
明日は大阪に行きます。 私が講演するわけではありませんが、アピュイの会員さんがお話しされるので、一緒に行くことになりました。
聞いてくださる方は、今まで加害者の更生に携わっていた方々が主です。 そのような方々にも被害者・遺族の思いを知っていただきたいと思います。

アピュイの 「お知らせ」 ページに掲載されていますが、10月3日は 「犯罪被害者支援の日」 です。 都内、共立講堂でも中央大会が行われますが、私を含めてアピュイの会員 3 名は長崎犯罪被害者支援センター主催の “記念講演会” に呼んでいただいております。入場無料ですので、長崎近隣の方、お越し頂ければ幸いです。


2004年9月23日 58:27:37
 今日はお彼岸のお墓参りに娘と一緒に行ってきました。
一つの花束を二つに分けたように、両方の花立にお花が供えられており、お線香たてにはたくさんのお線香と火を付けたタバコが置かれていました。友樹のお友達が来てくれたのかな。そんな感じを受けました。

 お墓で近所の方に出会いました。娘と同い年の息子さん ( H 君) がいます。小さいころには友樹ともよく遊んでくれましたが、既に結婚して子供がいます。
今日はそのH君の両親とそのお母さんが来られていました。H君のお母さんとは “嫁” 同士として昔良くおしゃべりもしましたが、久しぶりにお墓で出合っても会話は弾みません。 「2歳半になった孫が最近良くおしゃべりするようになった」 という言葉に、「家族が増えるのはいい事だよね」 としか言えませんでした。
約3年前、H君の結婚披露宴に、少年院を仮退院して半年も経たない加害者が出席していました。後から見た披露宴の座席表で知りました。とても複雑な気持ちでした。
新郎のH君は友樹とは2才年上の幼馴染み、その披露宴に友樹の命を奪った加害者が堂々と出席していた。知らないはずはないのに、H君はどんな気持ちで招待したのか、招待されて加害者はどんなち持ちで同級生の披露宴に出席していたのか。 どちらの気持ちも私には理解できません、未だに・・・

少年院は罪を償うところではありませんし、まして「刑期を終える」 ところでもありません。更生のための教育を受けるところ。
被害者への罪の償いは少年院を出た後から始まるのです。でも勘違いをしている方が多いと感じます。


2004年9月12日 1:43:42
 娘が先日23歳の誕生日を迎えました。 手料理とケーキでお祝いをしました。
先日も親しい方々が、娘と私をケーキバイキングに誘ってくださり、お祝いをしてくださいました。
事件当時高校3年生になったばかりの娘が、23歳になる。その成長は親としても嬉しいことですが、成長を見ることができない友樹を思うと、複雑な心境があります。
娘には友樹の分まで幸せになってほしいです。


2004年8月31日 18:13:46
 また一ヶ月ぶりの更新になってしまいました。
やることはたくさんあるのに、体が動かない、やる気がおきない。 そんな状態の日々が続いています。
お盆前、下痢に加え血尿が出て病院に行きました。尿検査のためにコップに尿を取ったらコーヒーみたいな尿で、自分でもびっくりしてしまいました。点滴を受けて薬を出していただきました。
お盆中は娘が帰ってきてくれて、日中は北川辺の自宅で過ごしました。娘といると食事を取れるので少し体重が増えた気がします。

台風などで被害を受けた皆さんに、心からお見舞い申し上げます。


2004年8月1日 20:59:40
 7月中一度も更新できず、皆さんにご心配をお掛けしてしまいました。 申し訳ありません。
日記を更新しようとすると、アピュイの活動の報告みたいになってしまいそうで、何を書いて良いのやら分からなくなってしまいました。なるべく公私混同しないようにと思いながらも、今の私の生活のほとんどがアピュイの活動に占められているのが現状です。
とてもありがたい事だと思っています。地道ながらも犯罪被害者・遺族の現状を伝えていきたいと思うから・・・
そうすることが友樹の死を無駄にすることなく、事件を風化させないことに繋がるし、何より「命の大切さ」を分かっていただけると思うから。
3日には、茨城県八千代町。4日には大阪市北区にて講演させていただきます。どちらも一般公開ですのでお近くの方いらっしゃっていただければ嬉しいです。

ここのところ、久しぶりに会った方に 「また痩せたみたいね」 って言われてしまいます。命日前後に落ち込んで食欲がなく、食べても下痢をしてしまった後遺症がまだ残っているようです。 なるべく食べるように心がけているつもりですが、この暑さで食欲もいまいち進みません。倒れたら皆さんに迷惑をかけるという想いから、仕方なく食事を取るという感じです。
“この一粒で全栄養が取れる”というサプリメントがあれば、それで済ましたい・・・


2004年6月25日 1:19:59
 今日も暑い一日でした。この時間になってようやく風が心地よくなってきました。暑いと余計に食欲もなくなってきますが、S.さんの仰るように加害者の動向を見届けられるよう頑張りたいと思います。

ここのところ触法少年の事件が多発しています。 佐世保の事件でも 「被害者も悪い子」 という加害者側の一方的な言い分が繰り返し報道されています。 「死人に口なし」 で、反論できない被害者の子がかわいそうでなりません。 一番の被害者は、命を奪われた被害者と遺族であり、支援・保護されるべきだと思います。 
些細な理由で命を奪った加害者とその家族は一生罪を背負って、苦しんでほしい。 “加害者の家族がかわいそう”という意見には賛同できません。自分の子供がなぜそのような罪を犯したのか、家族で考え親子で一生掛けて償っていってほしいです。 
“社会的要因・大人の責任” といわれますが、同じような環境に育った子すべてが罪を犯すわけではありません。そのようなことを言い訳にすることなく、心から反省してほしいと思います。 また加害者や親に対するそのような教育が必要だと感じています。

27日(日)、フジテレビ夜10:30〜11:55の「EZ!TV」で、アピュイの活動や友樹の事件が放映される予定です。ぜひ、ご覧になってください。

なお、7月10日名古屋市女性会館にてアピュイ主催のシンポジウムが開催されます。詳しくはアピュイのHP「あ知らせ」ページをご覧ください。
たくさんの方に被害者・遺族の現状を知っていただきたいと思います。ぜひ足を運んでください。


2004年6月15日 23:15:26

「放置から救済へ」
自民党が「犯罪被害者基本法(仮称)の骨格となる提言をを正式検定してくれました。
さらなる議論に期待したいと思います。
関連記事は、こちら


2004年6月9日 3:15:59
 6月11日(金)、埼玉被害者援助センターが4月に社団法人になった記念のシンポジウムが浦和で開催されます。
浦和東武ホテル2階 「天平の間」 です。全国被害者支援ネットワーク会長の山上皓先生の講演のあと、私が一時間講演させていただくことになっています。
私も埼玉で生まれ育ち、埼玉県内で友樹が殺されました。初めて地元の被害者の声を聞いていただくことになります。
お時間のある方、ぜひ応援に来てください。午後2時過ぎころ会場に来ていただければ幸いです。


2004年6月8日 14:21:58
 長崎のヒロマサ君、皆さん色々ご心配いただき本当にありがとうございます。
だいぶ先のことですが、10月3日「被害者支援の日」に長崎に行きます。長崎被害者支援センターのお招きで、アピュイの会員3名で講演させていただきます。もちろん一般の方も入場できますので、ぜひ会いに来てください。

先日テレビ放映のお知らせをさせていただきましたが、放送日が変更になりました。
6月10日(木)テレビ東京 17:00からの 「ニュース アイ」 5分程度の放送になるということです。関東ローカルですが、ご覧になれる地域のかた、ぜひご覧になってください。

これから、横浜に向かいます。神奈川青年司法書士協議会の 「人権学校」 で講演させていただきに行って来ます。 「色々な立場のたくさんの方に犯罪被害者の実態を知っていただきたい」 拙いお話しではありますが、友樹と一緒に心を込めてお話しさせていただきます。


2004年6月4日 12:58:12
 胃の調子は相変わらず・・・ 皆さんにご心配いただき本当にありがとうございます。
命日の前、5月10日(月曜日)アピュイの活動で奈良少年院に講演に行って来ました。 その時取材に来てくれていた、テレビ東京報道部の方が昨日も現場や自宅に取材に来てくれました。
放送は、6月8日(火)テレビ東京 17:00からの 「ニュース アイ」 5分程度の放送になるということです。
ぜひ、ご覧になってください。


2004年5月17日 2:41:57
 16日も一日北川辺の自宅に行っていました。 夕方友樹の友達3人がお線香をあげに来てくれました。
嬉しかった。 忘れないでいてくれたことが嬉しかった。 20才になった彼らは心なしか去年より大人っぽくなっていたように感じられた。
近況を話してくれて、「お墓参りにも行ってきます」と言って、帰っていった。


2004年5月16日 3:18:39
 皆さんに心配をかけてしまって本当にごめんなさい。
志田さん、わざわざ北川辺まで来てくださったのですね。
14日の命日も、15日の土曜日も北川辺の自宅で “もしかしたら・・・”と淡い期待をこめて加害者たちを待ちましたが、何の連絡もありませんでした。
アピュイの事務所に電話を下さったそうですが、事務員を雇えるほどの余裕もなくて私が事務所を空けると留守になってしまいます。
せっかく来ていただいたのにごめんなさい。
16日日曜日も、北川辺に行くつもりです。
友樹の仏壇は、たくさんの方から送っていただいた花々に囲まれています。
お花を送ってくださった皆さま、本当にありがとうございます。

前回日記を書いてから、どうしても居たたまれなくて、小雨の中新古河駅にお花を供えに行ってきました。
しばらく車で北川辺の町中を走って、事務所に帰ってきたのは今頃の時間だったでしょうか・・・
4時過ぎ、友樹が遺体で発見された時間。 夜が白々と明けてきました。
眠れない夜を過ごしましたが、お陰さまで少しずつ体調も戻りつつあります。

今年事件のあった年と曜日が同じ分、色々思い起こされます。今もこちらでは小雨が降っていますが、事件のあった年もお通夜は雨でした。
不思議と皆さんにご焼香をしていただく時には傘も要らないくらいの小雨になりました。
16日の告別式はお天気が回復していました。


2004年5月14日 0:52:05
 薄れゆく意識の中で友樹は何を思っていたのだろう。
もうすぐ命の灯火が消えようとしている。
私は何をやっていたのだろう。
友樹が苦しんでいるのも知らず・・・

蹴っても反応がないと言いながら、殴り・蹴り続けた加害者たち。
奪った友樹の命をどう思っているの?
命を奪った奴らは、のうのうと生きて年を重ね、今20才〜23才。

やるべきことはたくさんあって、何かやって気を紛らわせようとしても何も手につかない。

友樹の命の灯火が消える。
ごめんね、ごめんね。


2004年5月13日 23:11:18
 4月いっぱい家を空けていたのと、用事を5月に廻したため毎日慌ただしく過ごしていて更新できませんでした。
今日も自由民主党司法制度調査会経済活動を支える民事・刑事の基本法制に関する小委員会が夕方からあり、出席させていただきました。上川議員が中心になり、私たち犯罪被害者の声・要望を取りまとめていただき、要望に即した司法制度に変えていただけるよう関係各省庁と協議を重ねて下さることになっています。私たち犯罪被害者の要望を本当に真剣に受け止めてくださる姿勢に、今日改めて感謝の気持ちを抱きました。

もう5年? 5年経ったなんて信じられない。 私の気持ちの中では昨日の事のようなのに・・・
5年前の今頃、友樹は暴行を受けていました。
どんなに恐ろしく、痛かったか。つらかったか。
出来ることなら5年前まで時間をもどして、友樹を助け出したい。
今年は事件があった5年前と曜日が同じ。 14日金曜日の朝遺体で発見され、遺体との悲しい対面の後司法解剖された。 遺体が帰ってきたのは夜10時ころ。 翌日土曜日がお通夜。 日曜日が告別式だった。
夢中で、何とか過ごした悪夢の3日間も昨日の事のよう。

忙しく過ごしていて、気が紛れていると自分で思い込んでいたけど、体は正直に、胃痛や下痢症状として現れている。
最近急に伸びた道端の草を見ては、この季節こんなに草が伸びていて、そんな草むらに放置されていた友樹に想いが馳せる。
ふと見渡すとたくさんの花々が咲いていて、友樹はこんなにたくさんの花が咲く時期に旅立ったんだと想いが馳せる。
何を見ても、何をしていても忘れることなんてできない。


2004年4月7日 14:50:44
 私用で、少しの間家を空けることになりました。 しばらく更新ができないと思いますが、よろしくお願いいたします。


2004年4月2日 1:59:12
 いつの間にか桜が咲き、散りかけています。 医者の勧めもあり、講演など予定が入っていない天気の良いときに、たまに散歩に出かけています。途中まで車で行き知っている人になるべく会わないようにしている自分がいます。 景色を眺めるわけでもなく、足元を見ながら歩いている自分に気がつきます。
友樹の居ない寂しさに押しつぶされそうになります。 人に会うときには涙は見せないように虚勢を張った自分が居て 「前よりも元気そうね」 と言われれば、「お陰さまで」 と笑顔で答える。 

 いつの間にか、アピュイ代表理事飯島京子としての顔が染み付いてきてしまったように感じます。
私は決して強い人間なんかじゃない。 平凡な一主婦で、法律も何も分からない。 ただ理不尽なことが多すぎて納得できないだけ。 誰かが代わりにやってくれたら、私は何もしないで悲しみにくれひっそりと生活していたと思う。 復讐も色々考えた。 人は「私が飯島さんの立場だったら迷いなく復讐している」というけれど、いざ実行に移すのは容易なことではない。
 今、私にできる小さな復讐はメディアに顔を出し、事件を風化させないこと。 それは自分の生活圏を狭めることにも繋がるのだけれど・・・


2004年3月14日 23:36:39
 事件から丸4年と10ヶ月、穏やかで暖かい一日でした。 お墓に行ってきました、供えたばかりのような菊の花3本ずつ、コーラとみかんと少しのお菓子・・・ でも墓石は洗ってなく、鳥の糞が付いていました。 今日はコーラとビールを持っていきました。ビールが好きになっていたのか分からないけど、お付き合い程度には飲めるようになってほしいかな・・・

先日、神戸の連続殺傷事件の少年Aが仮退院になりました。今年いっぱいは保護観察期間ということですが、矯正教育の期間も保護観察の期間も短すぎるような気がしてなりません。彼が再び人を傷つけることがないことを祈りますが、万一再び罪を犯したとき誰が責任を取るのでしょうか?
ご遺族の、淳君のお父さんが記者会見でお話をされ、官房長官や小泉首相までコメントを出されていました。
今回異例の処置として仮退院したことを遺族や一般にも通知し、今後の居住先などの情報も遺族には伝えられると聞きました。この事件に限らず今後も遺族に情報の開示をしてほしいと思います。


2004年3月8日 0:09:41
 まみこさん、メールありがとう。生きていくって、嫌なことも悲しくてつらいこともたくさんあるよね・・・ 事件直後私も友樹の側に逝ってやりたいと何度も思ったから私自身 「命の大切さ」 が分かっていなかったのかもしれません。友樹を守ってやれなかった自分が生きていることが許せなかった。 でも今、友樹のところに逝ったとしても、友樹にしかられるような気がしています。「ママ、もっとやることたくさんあるでしょ」と・・・ だから頑張って、今自分にできることを精一杯やっていきたいと思っています。お互いに頑張りましょうね。

 毛利弁護士から 「子犬貰って下さる方はいませんか」 というメールを御意見に掲載したのは私の判断です。
アピュイの支援会員として、会員の方の相談にも乗っていただいています。 被害者の為の被害者支援活動を行ってくださっている数少ない弁護士さんの一人です。 動物好きだった友樹も、子犬が処分されてしまうことなど望んでいないと思います。お近くの方で協力していただける方、よろしくお願いいたします。


2004年3月6日 20:25:15
 慌ただしい一週間を過ごさせていただきました。 話を聞きに、“島根 いのちの電話 公開講座” に来てくださった皆さん。 山梨県の増穂中学の皆さん。 千葉県立上総高校の皆さん。 真剣に話を聞いてくださり、本当にありがとうございました。 私は決して良い母親ではありませんでした、反面教師にしていただき、親子のコミュニケーションをしっかり取っていただきたいと思います。 呼んでいただき本当にありがとうございました。

期せずして自由民主党司法制度調査会に呼んでいただくことになり、9日行ってきます。10分間という限られた時間の中で、議員の皆さんにどれだけ思いを伝えられるか分かりませんが、頑張りたいと思います。


2004年2月27日 17:47:13
 昨日は友樹の誕生日でした。 20才になるはずの記念の誕生日。昼間ケーキを持ってお墓参りに行きました。 京都医療少年院に関連しての NHK の取材があり、お墓参りの映像も撮っていきました。 ディレクターの K さんが取材後も残ってくださり、娘と K さんと私と友樹の誕生日を祝いました。
私と娘だけだったら、ケーキを用意して友樹の好きだった食べ物を作って、沈んだ気分で形だけの誕生会だったと思いますが、お酒を飲めない私と娘に代わって、K さんが本当にそこに友樹がいるかのようにビールのやり取りをしてくれて・・・娘も私も自然と笑顔で小さい頃の思い出話などすることができました。 
友樹の誕生日を覚えていてくださった方からお花を送っていただいたり、友樹が好きだったどら焼きを送っていただきました。
命日を覚えていてくださることももちろん嬉しいですが、誕生日まで覚えていてくださることがとても嬉しかった・・・
“掲載を希望しない” という方からもメールをいただきました。本当にありがとうございます。

明日は、日帰りで“島根”まで行ってきます。 「我が子を奪われた母親が伝えたいこと」 をテーマにお話させていただき、「いのちの大切さ」 を一人でも多くの方に分かっていただきたいと思っています。

☆−木村事件− 署名運動開始 インターネット署名も可能です。ご協力お願いします。http://www.mika-y.com/kimura_jiken/


2004年2月20日 2:02:28
 18日放送の「ニュースの森」、19日放送の「今日の出来事」 見てメールをいただいた皆さん、ありがとうございました。
20日〜23日まで京都に行くため、またしばらく更新ができません。
毎日忙しく活動させていただけるのは、皆さまのご協力と、理不尽に命を奪われた友樹達が背中を押してくれているからだと思っています。
これからもよろしくお願いいたします。


2004年2月19日 1:52:11
 志田さんからメールいただいたように、16日(月)アピュイの活動として、京都医療少年院に講演に行ってきました。 今回マスコミが 5社取材に入るということで、2月に入ってから他の講演の合間に、各テレビ局の方との打ち合わせやら取材やらで、ホームページの更新ができずご心配をお掛けいたしました。
大きな事件がなければ、19日に日テレ 「今日の出来事」 の中でも紹介される予定です。

「息子のまなざし」の映画は東京で試写会があったとき、券を送っていただき見ました。私はあの映画を見ても泣けませんでした。複雑な気持ちが残っただけです。
先日15日(日)には、上映後に企画されていた藤井誠二氏プロデュース Talk Live〜少年はいかに罪をあがなうべきか「カタルシス」をめぐる対話〜に呼んでいただいていたため、下北沢で上映されている「カタルシス」という映画を見て、その後藤井誠二さんと友樹の事件についての話から、被害者の現状、加害少年達の現状、映画についての感想などをお話させていただきました。
この映画も、3月5日くらいまで上映されていますので、お時間のある方はご覧になってください。
ただ、私には現実離れした物語で、被害者に謝罪することも向き合うこともなく、自分たちの罪を浄化するためだけに、自らの命を絶ったとしか映りませんでした。

22日(日)には、京都で第三回目のシンポジウムを開催いたします。その準備のため私は20日の夜から京都入りする予定です。
犯罪被害者・遺族の現状をたくさんの方に知っていただきたいと思います。関西方面にお住まいの方、ぜひいらっしゃってください。
詳しくは、アピュイのHP 「お知らせ」ページをご覧になってください。


2004年1月25日 22:09:47
 何となく慌ただしい日々を過ごしておりました。 おかげさまで風邪を引くこともなく、たくさんの方に支えられながら生活をしております。
今日、久しぶりに娘が帰って来てくれました。 少し寒かったけれど一緒に散歩や買い物に行きました。 夕飯も久しぶりにちゃんとしたものを作って食べた気がしています。

同志社大2回さん、あなたの仰るように 「厳罰化と被害者の救済とは別」 だと思います。国は被害者からあだ討ちの権利を奪いました。だったら被害者の納得のいく刑罰を与えるのは当然の事だと思いますし、被害者に対して必要な情報を 「当然の知る権利」 として認め、事件直後からのサポート体制など被害者支援の充実は必要不可欠です。
しかし加害者が再犯をしていない=“更生” だとは思いません。
約束した最低限のことも行わない。 刺青を背負って暴力団員と行動を共にすることが 「それなりに『更生』して立派に社会復帰を果たした」 ことになるのでしょうか?
友樹の命を奪った加害者たちが更生したかどうかは、誰が判断するものでもなく、私たち遺族だと思っています。


2004年1月14日 23:51:41
 今日はとても風が強く吹いて寒い一日でした。
月命日のお墓参りに行ってきました。 どなたが供えてくださったのか、ビールとタバコが供えてありました。
友樹が迎えるはずの成人式、北川辺町では11日の日曜日に行われました。
私からの申し入れで、写真の友樹だけ参加させていただくことができました。 以前、北川辺町教育委員会に電話したところ「生きて成人を迎える方に案内を送りました」とのこと。「お母さんが友樹さんの写真を持って、どうしても参加したいとの意向があれば検討します」と言われました。 でも、同級生だった実行委員の方にお願いしたところ友樹の写真だけ参加させていただけることになり、2人の同級生が9日に写真を受け取りに来てくれました。 
 体つきも顔つきも、しぐさや言葉使いまでも大人っぽくなっていて4年半の月日の長さを感じさせられ、涙が止まらなくなってしまいました。
本当は写真なんかではなく、生きた友樹に出席してほしかったのに・・・
式にはほとんどの方が出席されていたそうです。 二次会には中学の先生も出席されて、友樹と、もう一人交通事故で亡くなった方に対して黙祷をしてくださったそうです。

Takaさん、私の中で事件は終わっていません。
子供を理不尽に殺され、いつ・どこで亡くなったのか何も真実が明らかにされていない状況では気持ちは事件当時のままです。
>加害者は将来必ず苦しむ。愛するものと守るものができた時、必ず気づく
そうかもしれません、そうでないかも知れない。
誰にも分からないことなのではないでしょうか? 
人の命を、人生を、将来を奪い、私たち家族の人生まで奪った加害者なのだから、苦しんで当たり前。
苦しみ続けてつらい人生を送ってほしい。
誠意のかけらも感じられない加害者たちに対しての、今の私の本心です。


2004年1月5日 23:58:09
 年が明けてお祝いムードも静まりつつありホッとしているところですが、2月京都市で行うシンポジウムの準備などでまた忙しくなりそうです。 今日も一日書類の準備など忙しく過ごしました。 忙しいほうが良い。 余計なことを考えなくて済むから。

それでも、人の命を奪った加害者たちは家族そろってクリスマスやお正月を祝ったのかと思うと悔しい。
当時友樹と同じ年だった加害者も堂々と成人式に出席することだろう。 加害者たちは全員成人になりました。 町で会っても分からないかも知れない、顔も相当変わっているだろうし、体格も変わっているだろうし、成長し続けているのだから・・・
このごろ買い物に行ってレジなどで働いている若者を見ると、思わず名札を見てしまう。顔と名札を見て 「アア、加害者じゃなかった。」と安心する。 会うのが怖いのじゃなくて、向こうが私に気づいているのに私が気づかないでいることが怖い。確認するクセがついてしまいました。